8月下旬から10月にかけては、台風が多くやってくる季節です。強い風雨は、人の住んでいない空き家にとって大きな脅威になります。
空き家の台風被害は、近所の被害にもなる
屋根瓦やトタンが飛ばされる、ブロック塀が倒れる、伸び放題の庭木が折れて隣家に倒れ込む――。空き家の台風被害は、自分の家だけでなく、近所の家や通行人を巻き込むおそれがあります。
空き家は人が住んでいないため、被害が起きても気づくのが遅れがちです。傷んだところから雨水が入り、台風が過ぎたあとも被害が広がっていくこともあります。
台風が来る前に確認したいこと
- 屋根瓦・板金・アンテナにぐらつきがないか
- 雨どいが詰まっていないか、外れかけていないか
- ブロック塀にひび割れや傾きがないか
- 庭木の枝が伸びすぎていないか、枯れ木がないか
- 庭やベランダに、飛ばされそうな物が置いていないか
- 窓ガラスや雨戸にがたつきがないか
傷んでいるところを見つけたら、台風シーズン本番の前に補修を検討しましょう。屋根など高い場所の点検や作業は危険を伴うため、専門の業者に依頼してください。
台風が過ぎたあとは、早めに確認を
台風が過ぎたら、できるだけ早く様子を見に行きましょう。遠方で行けない場合は、近所の方や管理を頼んでいる業者に、確認をお願いしておくと安心です。被害があった場合は写真を撮っておくと、保険の請求などの際に役立ちます。
放置は「管理不全空家」につながる
2023年12月に施行された改正空家法では、適切に管理されていない空き家を「管理不全空家」として、市区町村が指導や勧告を行えるようになりました。窓が割れたまま、雑草が生い茂ったまま、といった状態が続くと、対象になるおそれがあります。
勧告を受けると、固定資産税を減らす住宅用地特例が受けられなくなり、土地の固定資産税が最大6倍になることもあります。
台風への備えは、そのまま空き家を守ることにつながります。「自分では管理しきれない」「この家をどうしたらいいかわからない」という方は、お近くの空き家再生士にご相談ください。


